菅野 智之(東海大)|ドラフト・レポート

菅野 智之(東海大)

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    【進  路】 高校生/大学生  甲斐野 上茶谷 梅津 吉田 根尾 小園 藤原
    【球団別】 東京 オリ 中日 日ハム 広島 千葉 阪神 楽天 横浜 福岡 巨人 西武
    【19候補】 高・投高・野大・投大・野社・投社・野済・投済・野



菅野 智之(東海大)

185cm82kg 右右 MAX157km スライダー・カット・カーブ・フォーク・シュート 東海大相模
威力ある直球と140㌔台のカット、高速スライダー。通算37勝14完封、3年春秋全国準優勝。
2012年巨人1位  菅野 智之(東海大)/過去記事

  動 画

  投球成績

     試合  勝敗  回数 被安 奪三 四死 自責 防御率
   08春: 4  0勝0敗  3.2  1  6  0  0  0.00
   08秋: 6  5勝0敗   38  21  33  9  1  0.24(1位)
   09春: 7  5勝1敗   36  27  26  9  4  1.00(3位)
   09秋: 7  5勝1敗  51.2  35  67  7  7  1.22(3位) 
   10春: 6  5勝0敗  41.1  16  39  4  2  0.44(1位)
   10秋: 7  6勝0敗   51  19  53  5  1  0.18(1位)
   11春: 9  6勝2敗   64  32  73  11  3  0.42(1位)
   11秋: 7  5勝0敗   47  22  49  5  3  0.57(1位)
   通算: 53 37勝4敗 332.2 173  346  50  21  0.57
          被安打率4.68 奪三振率9.36 四死球率1.35 
    ※ 09秋11秋:MVP 09春秋10春秋11春秋:最優秀投手
      08秋10秋11秋:ベストナイン 11秋:特別功労賞(31年ぶり4人目)

 【 全国大会 】 
     試合 回数 被安 奪三 四死 自責    
   08選: 2   1  2  1  0  0
         0.2  2  1  0  0 142㌔(神宮) 金沢星稜
         0.1  0  0  0  0 146㌔(神宮) 東 洋 大
   09選: 1   1  1  3  0  1 151㌔(神宮) 東海海洋
   10選: 4 29.2  15  33  4  2 
          8  3  5  0  0 154㌔(神宮) 白 鴎 大
          7  0  10  3  0 154㌔(神宮) 同志社大
          9  4  17  1  0 155㌔(神宮) 慶 応 大
         5.2  8  1  0  2 150㌔(神宮) 東 洋 大
   10神: 3  19  7  15  3  0 
          9  2  5  1  0 150㌔(神宮) 関 国 大
          2  0  4  0  0 150㌔(神宮) 九 産 大
          8  5  6  2  0 155㌔(神宮) 早  大
   通算: 10 50.2  25  52  7  3 防0.53
     被安打率4.44 奪三振率9.24 四死球率1.24 

 【 国際大会 】
      試合 回数 被安 奪三 四死 自責 防御率 
   09日米: 3  4.1  4  6  1  0  0.00
   10世界: 2   8  7  9  1  3  3.38
   11日米: 3  9.2  9  14  2  2  1.86
   通 算: 8  22  20  29  4  5  2.05
     被安打率8.18 奪三振率11.86 四死球率1.64

投球成績詳細

   08春    回数 被安 奪三 四死 自責
   日体大     1  1  1     0
   筑波大     1  0       0
   明学大     1  0       0
          0.2  0       0
          3.2  1  6  0  0 防0.00
      被安打率2.45 奪三振率14.73 四死球率0.00

   08秋    回数 被安 奪三 四死 自責
   城西大 先   9  4  9  3  0 ○封…初先発初勝利初完封
   大東大 先   5  4       0 ○
   日体大 先   8  7       1 ○
   筑波大 先   7  3       0 ○
   帝京大 先   7  3       0 ○
          38  21  33  9  1 防0.24
      被安打率4.97 奪三振率7.82 四死球率2.13

   09春    回数 被安 奪三 四死 自責
   日体大 先   9  5       1 ○
          0.1  1       0
   帝京大    0.2  0       0 ○ 
   城西大 先   5  7       4 ●
       先   5  5       0 ○
   大東大 先   7  6       0 ○
   筑波大 先   9  3       0 ○封
          36  27  26  9  4 防1.00
      被安打率6.75 奪三振率6.50 四死球率2.25

   09秋    回数 被安 奪三 四死 自責
   帝京大 先   8  11       3 ●
          3.1  0       0
   日体大 先   9  8       3 ○
       先   9  4  11     0 ○封
   筑波大 先  11  5  20     0 ○…最多奪三振記録(延長11回参考)
   武蔵大 先  5.2  6       1 ○
   城西大 先  5.2  1       0 ○
         51.2  35  67  7  7 防1.22
      被安打率6.10 奪三振率11.67 四死球率1.22

   10春    回数 被安 奪三 四死 自責
   帝京大 先   9  1  8  2  0 150㌔ ○封
   武蔵大 先   9  2  14  0  0 148㌔ ○封
   筑波大 先   9  9       1     ○
   城西大 先   6  1       0     ○
          1.1  0       0 150㌔
   日体大 先   7  3       1 147㌔ ○
         41.1  16     4  2 防0.44
             被安打率3.48 四死球率0.87

   10秋    回数 被安 奪三 四死 自責
   帝京大 先   6  1  9     0 152㌔ ○
   武蔵大 先  11  4  10  0  1 149㌔ ○
       先   9  4  9     0    ○
   筑波大 先   9  4  13     0 151㌔ ○封
   城西大 先   6  3       0 147㌔ ○…15連勝、25勝到達
           1  0       0
   日体大 先   9  3     0  0 147㌔ ○封
          51  19  53  5  1 防0.18
      被安打率3.35 奪三振率9.35 四死球率0.88

   11春    回数 被安 奪三 四死 自責 
   城西大 先   8  2  10  1  0 150㌔ ○
   日体大 先   9  7  7  1  0 149㌔ ○封
       先   8  6  12  1  0 151㌔ ● …53回連続無失点
   筑波大 先   9  4  7  0  0 148㌔ ○封
           2  1  5  0  0 152㌔ 
   帝京大 先   9  2  7  1  0 144㌔ ○封…30勝到達
   武蔵大 先   3  5  4  4  3 149㌔ ● …86回連続自責0
       先   7  4  6  2  0 150㌔ ○封
       先   9  1  15  1  0 148㌔ ○封…5完封タイ記録 
          64  32  73  11  3 防0.42
      被安打率4.50 奪三振率10.27 四死球率1.55

   11秋    回数 被安 奪三 四死 自責
   筑波大 先   9  6  3  0  1 ○ 148㌔
   武蔵大 先   9  2  12  0  0 ○封146㌔
   帝京大 先   9  4  12  1  0 ○封149㌔
           2  1  2  0  0   149㌔
   大東大 先   9  5  10  2  1 ○ 149㌔
   日体大 先   8  4  9  2  1 ○ 145㌔ 
           1  0  1  0  0
          47  22  49  5  3 防0.57
      被安打率4.21 奪三振率9.38 四死球率0.96

  最新記事

 ■ 東海大・菅野、他球団指名なら渡米覚悟で巨人一本!(スポーツ報知) 12/10/17

 昨秋のドラフト会議で日本ハムの1位指名を拒否し、1浪した東海大の菅野智之投手(23)が16日、不変の“ジャイアンツ愛”を表明した。25日のドラフト会議を控え、伯父の原辰徳監督(54)が指揮する巨人入りを目指す157キロ右腕は、巨人以外からの指名について「そうならないことを祈るだけです」と話した。東海大に在籍する菅野は、学生野球憲章により、特定の希望球団を表明できない。そこで菅野と進路について話し合った横井監督は初めて23歳の胸中を代弁。巨人以外の球団が交渉権を獲得した場合は「米国に行くだろうと思っています」と157キロ右腕に渡米する覚悟があることを明言した。現地ではメジャーリーグや独立リーグでプレーするほか、大学留学という選択肢がある。横井監督は「野球留学も含めて。いろんな選択肢があると思う」と話すにとどめた。現在、調査書が届いている球団は巨人のみ。「自分にできることはやることをやって、来週の木曜日(25日)を待つしかできない。充実した気持ちで迎えたい」と菅野はうなずいた。伯父と一緒に同じユニホームに袖を通す「夢」の実現を信じて待つ。
 浪人中は東海大の練習に参加し、週1回はシート打撃などに登板現在でも150キロを超える球速を維持している。「あの時(日本ハムへの入団拒否)も何が正解か分からず悩んだ。この道を選んだのが正解だと思える取り組みをしないといけないと思った」と、自身のスケールアップのために直球の低めへの制球力アップに徹底的に取り組んできたという。「10月25日が自分のゴールではない。その先もまだまだやることはたくさんある」。その先とは巨人でエースとなることにほかならない。(スポニチ)

 ■ 巨人入りへダル並み“体力”&杉内ばりの“キレ”目指す!(スポーツ報知) 12/3/8

 東海大・菅野智之投手(22)が7日、沖縄・那覇市内で同校の紅白戦に先発した。詰めかけたテレビカメラ5台、約30人の報道陣の前で、表情は自信に満ちていた。「疲労は抜けないままでしたけど、しっかりしたフォームで投げられた」。3日の紅白戦に続く2回無失点。2安打に2奪三振、与えた四死球なしと、実戦感覚不足の不安を一蹴する好投だった。軽く投げているようで、MAX144キロを計測した。プロのローテで年間30試合を先発完投できる体力を追求し、年明けから新たに体幹のウエートトレに着手。すでに昨秋以降、7キロの増量に成功して体重は93キロ前後となった。「『締まったね』と言われるんですが、体重は増えた。体に力がついてきた」。レンジャーズへ移籍したダルビッシュのような屈強な肉体に近づいている。それに伴い、球速へのこだわりも変化した。「100の力で100の球は誰でも投げられる。いかに力感なくキレのある直球を投げるかを追い求めたい」。巨人・杉内のような打者を幻惑するキレを求めている。ネット裏には巨人阪神楽天3球団6人のスカウトが集結した。31日までは日本ハムに独占交渉権は残るが、巨人は「陣中見舞いに来た」という山下哲治スカウト部長らが、ネット裏から熱視線を送った。今秋のプロ入りを見据え、今キャンプからバントと打撃練習を開始した。巨人への入団を仮定し、「もともと打つのは好き。(先発した試合で)接戦でも、バントができれば(代打で)代えられないこともあると思う」と説明。
 巨人の山下哲治スカウト部長は「まだ日本ハムに交渉権があるので。きょうはあいさつだけ」と前置きしながらも、この日の投球については「100%ではないけど、それなりのボールは投げていた。順調に調整しているようだ」と評価。阪神の菊地敏幸スカウトは「交渉権がある時点でコメントはできない」と語るにとどまった。(スポニチ)
 昨年ドラフトで菅野を1位指名した日本ハムの球団幹部は、交渉期限が今月31日と迫っている中で「今の段階では何もお話しすることはありません」と語るにとどまった。これまでも山田正雄GMは菅野について「欲しい選手だから指名したまで。来てくれないのは残念」と話してきた。(スポニチ)

 ■ 菅野浪人変わらず…いばらの道へ(日刊スポーツ) 11/11/22

 10月27日のドラフト会議で日本ハムに1位指名された東海大・菅野智之投手が21日、神奈川・平塚市内の同大野球部合宿所で会見を開き、日本ハムへの入団拒否を正式に表明した。元来、伯父の原辰徳監督率いる巨人と相思相愛。日本ハムの高評価を光栄としながらも「自分の小さいころからの夢というものが、それ以上に強かったということ」と、来秋ドラフトでの巨人入りを目指し、1年間浪人する道を選んだ。日本ハムには同日朝、横井人輝監督(49)から電話で入団辞退の意向を伝えた。巨人原監督は、母詠美さんの兄。菅野にとってプロ野球といえば巨人であり、尊敬する人物といえば原辰徳だった。その伯父が指揮する巨人は昨年12月から菅野のドラフト1位指名を表明。単独指名と信じていたが、交渉権を獲得したのは日本ハムだった。現行制度では、学生側は意中の球団を口にできない。菅野は“夢”について「すみません、分かってください」とだけ答えたが、“原監督のいる巨人でプレーすること”なのは明白。清武球団代表兼GMの解任騒動など、一連のお家騒ぎにも、信念は揺るがなかった。社会人野球、大学院進学…。選択肢は多々あった。だが独立リーグを含めどこかのチームに属すれば、再度ドラフト対象となるのに2年かかる。浪人は対外試合に出場できないなど大きなリスクを背負うが「それ以上の力をつければ、絶対に無駄な1年にはならない。もうひと回りもふた回りも大きくなって来年のドラフトを迎えられるようにしたい」。逆境も覚悟の上だ。もちろん、指名を2度拒否した巨人長野のように、来年も巨人以外の球団に指名される可能性はある。でもそれは菅野の意思ではどうにもならない。「今はそういうことは考えてません」と割り切り、海外でのトレーニングにも「そういうふうに時間を使ってみたい思いもある」と興味を示した。現在は卒業論文を執筆中で、横井監督は「卒業に向け最大限努力している。卒業できる段階になってから、学生野球憲章と大学の制度の兼ね合いで今後のことを考えます。大学院はあり得ない」と話した。

 ■ 菅野が4冠 特別功労賞/首都大学(日刊スポーツ) 11/10/25

 ドラフト1位候補の157キロ右腕、東海大・菅野智之投手が、史上初の個人タイトル4冠を獲得した。菅野は最高殊勲選手、最優秀投手、ベストナインに加え、リーグ発展への貢献が認められて特別功労賞を受賞。伯父である巨人原監督以来、31年ぶり4人目の受賞者となった。「自信になる。ドラフトがいい結果で終われるように祈りたい」。2部グループBでは、巨人川相昌弘2軍監督(47)を父に持つ桜美林大・川相拓也主将(3年=桐蔭学園)が2度目のベストナインを獲得した。

 ■ 東海大・菅野8回9K!リーグ戦ラスト先発白星締め(スポニチ) 11/10/23

 東海大の菅野智之投手が、日体大戦で8回1失点。リーグ戦通算37勝目を挙げた。菅野がリーグ戦最後の先発を白星で飾った。8回4安打、毎回の9三振を奪って1失点。「自分の内容は良かったと思えないけど、チームとして逆転して勝てたのはうれしい」と笑顔を見せた。雨中の立ち上がり、2回終了直後の中断でリズムが狂った。再開直後の3回、先制の1点を許した。この日はワインドアップに変更した新フォームで、その後は危なげない投球を見せた。16日に2季ぶりの優勝が決まった直後、横井人輝監督が右腕に意中の球団があると示唆。意中の球団以外なら社会人、大リーグ挑戦も選択肢に入れて迎えるドラフトに、菅野は「不安な面も多々あるけど、同じく楽しみ、ワクワクする気持ちもある。いい形でドラフトを迎えられればいい」と口にした。23日の2回戦に勝てば昨春以来の10戦全勝優勝。横井監督は「準備させる」とし、菅野も「チームに勢いがつくと思う」と完全優勝の締めくくりへ意欲を燃やした。
 ドラフト1位指名を表明している巨人の清武英利球団代表兼GMが、東海大・菅野の視察に大田スタジアムを訪れた。試合途中に球場を後にしたが「高いレベルで自分を維持できる投手ですので(菅野を)見に行きたいという人がたくさん出てくるでしょう。将来の巨人を沢村とかと支えてくれる選手になり得る」と、最大級の評価を与えていた。(スポニチ)
 ネット裏ではドラフト1位指名を表明している巨人のほか、中日のスカウトが視察。雨天の中、投球を見守った巨人の清武球団代表は「土砂降りでも来ようと思っていた。いい投手。1位指名の方針は変わらない」と明言。好投手とあって、この日視察した2球団以外にも阪神などが最終リストに残している。(デイリースポーツ)

     08春 08秋 09春 09秋 10春 10秋 11春 11秋 通算 
   先発: 0  5  5  6  5  6  8  5  40
   完投: 0  1  2  3  3  4  6  4  23
   完封: 0  1  1  1  2  2  5  2  14

過去記事

 ■ 東海大2季ぶり制覇!菅野、巨人熱望(スポーツ報知) 11/10/17

 東海大が大東大に連勝し、2季ぶり62度目のリーグ優勝を決めた。2年生左腕・渡辺圭(東海大甲府)が1安打2四死球で初完封。27日に行われるドラフト会議の目玉候補、157キロ右腕・菅野智之は出番がなかったが、試合後、横井人輝監督が意中の球団の存在を初めて明言。伯父の原辰徳監督が率い、すでにドラフト1位指名を表明している巨人入りを熱望していることを示唆した。菅野の巨人入りへの思いが初めて明らかになった。試合後、11日後に迫ったドラフト会議について報道陣に聞かれると、横井監督は「少し前に初めて話をして、本人(菅野)の気持ちは揺るがなく決まっているのかなと。気持ちは強く固まっていると感じた」と説明。さらに「意中の球団があるということですか?」と問われると、「まぁ、そういうことでしょうね」と答えた。血筋から、菅野の意中の球団が巨人であることは確実だ。母・詠美さんは巨人・原監督の妹。幼少時には原監督にお風呂に入れてもらい、キャッチボールの相手もしてもらった。95年10月8日の原監督の現役引退試合は、菅野が初めて見に行ったプロ野球の試合だ。「感動しました。満員の観客の中で(原監督が)ホームランを打った時の大歓声はすごかった。今も忘れられません」。伯父の存在こそが本格的に野球を始め、プロを志す原点となっている。大学生の菅野は、全日本大学野球連盟の規定により、特定の希望球団を表明できない。この日も意中の球団に関するコメントはなし。登板もなかったが、全8季中、7季でリーグ制覇を成し遂げ、野球人生で初めて胴上げされて3度、宙を舞った。ナインにもみくちゃにされたが、「関東選手権と明治神宮大会と、あと2回してもらいたいですね」と満面の笑みを浮かべた。
 意中の球団について明言はしなかった。菅野に近い関係者によれば、その球団以外から指名された場合は菅野本人が社会人、大リーグ挑戦を考えているとして「意中の球団以外ならそういう選択肢もある」と明かした。さらに「社会人なら2年、メジャーだとさらに長くなる。浪人なら1年待てばいい」として、どこにも所属しない浪人の立場で翌年ドラフトを待つ選択肢も示した。全日本大学野球連盟の規定では、ドラフト前に特定球団への入団希望の意思を表明することはできない。とはいえ運命のドラフトがあと10日に迫ったことで、自身の中で方向性が固まってきたとみられる。巨人・原辰徳監督のおいにあたる即戦力右腕については、複数球団が1位指名を検討している。意中の球団以外なら入団しない可能性が浮上したことで、各球団のドラフト戦略に影響が出てくることになる。(スポニチ)
 すでに1位指名選手を公言している球団は、東洋大・藤岡貴裕のロッテ、明大・野村祐輔の広島、そして昨年12月に早々と菅野指名を表明した巨人の3つ。その他、ヤクルトは東海大甲府・高橋周平、阪神は慶大・伊藤隼太、ソフトバンクは宮崎日大・武田翔太の指名が決定的だ。他の6球団は、藤岡が基本線と見られるが、最大7球団となる競合を避けて野村に流れる球団が出てきそうだ。一方で、目玉右腕・菅野については、巨人・原監督との血縁関係への配慮もあり、各球団は“撤退”ムード。指名の可能性を残すのは中日、日本ハムあたり。ともに、15日の大東大戦を石井スカウト、岩井スカウトが視察。獲得への熱意がうかがえる。ただ、中日は地元・愛知出身の伊藤や高校NO1スラッガーの高橋日本ハムも安定感抜群で1年目からローテ入りが計算できる野村を指名する可能性も十分にある。また、指名して巨人との抽選に勝ったとしても、入団に至らないリスクはあまりにも大きい。今回明らかになった菅野の思いを、どう判断するのか。(スポーツ報知)

 ■ 菅野意識はプロ 10K完投36勝目も「大学だから」(スポニチ) 11/10/16

 東海大の菅野智之投手が、プロ志望届提出後の初マウンドで大東大を5安打1失点完投でリーグ戦通算36勝目。10三振を奪う好投で2季ぶりの優勝に王手をかけた。最後は気迫を込めた。この試合最速の149キロ直球で空振り三振。1失点完投で2季ぶり優勝に王手をかけた菅野は「失点した5回以外は良かった。あした優勝したい」と語った。左打者を8人並べた大東大相手にフォークが低めに決まった。4回まで7奪三振。0―0の5回に「力んでしまった」と2四球などで先制を許したが、6回以降はフォームを修正。133球で計10三振を奪った。視察した巨人・長谷川国利スカウトは「10点取られようが評価は変わらない左打者への変化球は素晴らしい」と評価した。菅野は「きょうも大学だから抑えられた球が何球かあった。“プロだったら”と考えながらやっている」と意識は高い。残る1カード、春に優勝を譲った22日の日体大戦には「今は50~60%だけど、その試合は100%にする」。やるべきことは全て実現させて、運命の27日ドラフトを待つ。
 「きょうは上下(高低)を意識して投げました」と、通常よりも握りを深くした2種類のフォークとカーブなど落差のある変化球を多投。だが、味方打線がなかなか得点を奪えず力みから後半は制球に苦しんだ。11日のプロ志望届提出後、初の登板は納得のいくものではなかったが、ネット裏からは中日日本ハムなど4球団のスカウトが視察。巨人・長谷川スカウトは「もちろん1位で行きます」と改めて1位指名することを明言した。(SANSPO)

 ■ 菅野、リーグ新の14完封…首都大学野球(スポーツ報知) 11/10/2

 ドラフト会議の目玉候補で157キロ右腕の東海大・菅野智之が、リーグ新記録となる14度目の完封歴代4位の35勝目(4敗)を挙げた。2戦連続で今季2度目、今春と合わせて年間7度目の完封で、年間完封もリーグ最多タイ記録となった。予告通りの新記録だった。菅野は左右の揺さぶりで、先発に右打者を7人並べた帝京大打線を圧倒。「完封は昨日からずっと意識してた。右打者の内角にしっかり投げたことで外角のカットボールが生き、ベースを広く使えた。自分の投球ができたと思います」。103球でリーグ新記録の14完封。試合後、笑顔でバスに乗り込むと大歓声でナインに迎えられた。自慢の直球も今季最速の149キロを計測。相手の直球狙いを察知し「タイミングを外そう」と110キロ台のカーブでカウントを取り、「速い変化球なら振ってくれると思った」と勝負球に140キロ前後のカットボールとシュートを多投。3回に今季21イニング目で初となる四球を与えたが、抜群の制球力で10個の空振り三振を奪った。新たな進化も見せつけた。9月23日の武蔵大戦後、チームメートの田中広輔内野手(4年)の部屋で偶然、プロ投手の技術を紹介した1冊の本を発見。「スーパープレーヤーのテクニック・愛用ギア超解説」(成美堂出版)だった。西武のエース・涌井秀章のシュートの握りを見て数日間、投げ込み。「ツーシーム気味に投げたら感触が良かった」。この日の帝京大戦で実戦初披露し、さっそく効果を発揮した。ネット裏では国内5球団のスカウトが視察。ドラフト1位指名を公表している巨人は、最多の3人態勢でチェック。長谷川スカウト部課長は「内角のシュートに外角のカットボールは、飛ばないボールのプロでも有効ですね」と即戦力としての活躍に太鼓判を押した。来週は試合がないため、2日の帝京大2回戦でのリリーフ登板も予想される。「やり残したことが自分の中ではある。打者の嫌がる投手になりたい」。完全試合にリーグ優勝、明治神宮大会優勝に向け、背番号18の進化は続く。
 巨人長谷川スカウトが「あのシュートは武器になる」と言えば、西武奥園編成部部長は「27球で終わらせるのが投手の理想。変化球で打たせるのは進歩」と褒めた。2季ぶりの優勝へチームは5連勝。それでも「ノーヒットノーランとか完全試合とか、まだやり残したことがあります」とどこまでも高みを目指す。(日刊スポーツ)

 ■ 東海大・菅野、リーグ最多タイ13完封!!(スポーツ報知) 11/9/24

 東海大が武蔵大に先勝。今秋ドラフト目玉候補の菅野智之投手が散発2安打、12奪三振の完封歴代4位タイの34勝目(4敗)を挙げた。「ホッとしてるのが一番の気持ち。偉大な先輩に並べたことはすごく光栄なこと」。スコアボードに「0」を9つ並べた達成感をかみしめた。直球とカーブのコンビネーションが光った。110キロ台のカーブでストライクを先行させ、140キロ台中盤の直球で勝負。「緩急をつけられたし、空振りも取れた」。直球で6、カーブで3三振を奪った。制球も良く、無四死球で三塁を踏ませなかった。8回以降はギアをトップに入れて最速146キロの直球で押し、12奪三振のうち終盤2イニングで5Kと圧倒した。37度目の先発(48登板)で13度目の完封だ。最速157キロの速球派の印象が強いが、横井人輝監督は「変化球のコントロールの良さと打者を見る能力」をリーグ最多完封の要因に挙げる。伏見寅威捕手(3年)は「直球が走らなくてもコースに投げ分けたり、変化球で打ち取れる。いろんな球種があって、その日によって工夫ができるのがすごい」と証言する。ネット裏には、日米9球団のスカウトが集結。1位指名を公言している巨人・長谷川スカウト部課長は「高校時代は球種によって、フォームが違っていた。直球もカーブも今は同じフォームで、リリース時に力がまとまって出せている」と4年間の成長に目を細めた。試合前夜には、伯父さん譲りのイメージトレーニングを実践している。大学入学後、巨人・原辰徳監督から「枕に頭をつけて考え事はするな。部屋を明るくして考えろ」と教えられた。菅野は「良いイメージを持つには大事なことだと思った」と、続けてきた。
 視察した巨人・長谷川スカウト部課長は「リリースポイントが安定した。たてのカーブもよかったし、前回登板よりも調子はいい」と引き続き高く評価した。現段階で1位指名を表明しているのは巨人だけだが、この日も日本ハムソフトバンク中日阪神楽天横浜オリックスにくわえ米大リーグ・メッツのスカウトが集結。あるスカウトは「自分に決める権限はないので…」と言葉を濁したものの、興味を示しているのは疑いようのない事実だ。(SANSPO)
 阪神の菊地東日本統括スカウトは「速球だけでなく、カーブも交えて投球の幅が広がっている」と緩急自在の投球に目を細めていた。(デイリースポーツ)
 75年の西谷美次(日体大)、76年の益山性旭(帝京大―阪神)が持つ通算13完封のリーグ記録に35年ぶりに肩を並べた。通算勝利数も34勝として筑波大の坪井俊樹(現ロッテ)に並ぶ歴代4位に浮上した。(スポニチ)
 打者をよく見て投げられるようになったのは、7月の日米大学選手権の成果だ。「外国の打者と対戦して、例えば3球連続カーブとか、打者が予測しない球を選ぶことが必要だと思った」。(日刊スポーツ)

 ■ 東海大・菅野、開幕戦で通算33勝&300K(スポーツ報知) 11/9/18

 東海大が今秋初戦で、筑波大に先勝した。今秋ドラフト目玉候補の157キロ右腕・菅野智之が1失点完投で、リーグ歴代5位タイとなる通算33勝目。3三振を奪い、08年秋の筑波大・坪井俊樹(現ロッテ)以来、リーグ史上7人目の通算30勝&300奪三振も達成した。「入学当時、まさかここまで記録を残せると思ってなかった。けがなく、8季投げさせてもらってることに感謝です」。異例の61人の報道陣が殺到。背番号18は無数のフラッシュを浴びながら、両親や東海大関係者に感謝した。7回1死無走者。左打席に筑波大の6番・平井孝治(1年)を迎え、1ボール2ストライクからの4球目。「バットを短く持ってない。外の直球なら空振りを取れる」。外角高めの146キロ直球でバットに空を切らせ、記念の300個目の三振を奪った。「打者を見て投げられるようになったのが大きい」。横井人輝監督は、菅野が三振を量産できる最大の理由を挙げる。奪三振率は9・16で、30勝&300K達成者の中でもトップだ。「自信にしたい。これからもこだわって取りたい」とエースは胸を張る。最速は148キロ、奪三振も3ながら、クレバーな投球を披露した。左打者を7人並べ、当てる打撃に徹した相手に、「無理に三振を狙って、球数が増えると野手のリズムが悪くなる。追い込んだら外の変化球でゴロを」。菅野は109球で毎回の17本の内野ゴロを打たせ、無四死球で味方の援護を呼んだ。ネット裏には国内7球団のスカウトが集結。最多の5人態勢で視察し、ドラフトでの1位指名を公言する巨人・山下スカウト部長は「力ではなく、丁寧に低めに投げていた。プロでもローテの一角に入れる」と絶賛した。9回に直球を2連打され、遊ゴロ併殺の間に25イニングぶりとなる1失点。通算13完封のリーグタイ記録はお預け。「正直、悔しい。ここから徐々に上げていければ。一日でも長くこの仲間と野球をやりたい」と菅野。悲願の大学日本一に向け、上々のスタートを切った。
 オリックス・酒井スカウト「(日米大学野球で)アメリカに行ってから、直球とカットボールで押すだけじゃなく、打者との駆け引きを意識するようになった。カーブで打ち取ったり、引き出しが増えて、春からもう1ランク、レベルアップした印象ですね。プロ1年目から2ケタ(勝利)行けると思います」
 この日は内野ゴロ16個の“打ち取る”投球だった。自己最速に9キロ満たない148キロが最速。8月の日米大学選手権の疲労が残るのと、筑波大の左打者がベース寄りに立って粘り「三振狙いは球数が増える」と考えたからだった。通算33勝は、OBの巨人久保に並んでリーグ5位だ。(日刊スポーツ)
 巨人の山下スカウト部長は「軽く投げても数字が出る」と最速148キロを計測した速球に目を細めた。(デイリースポーツ)

 ■ 菅野「悔いの残る投球」巨人の洗礼3回3安打1失点(スポーツ報知) 11/9/1

 東海大の菅野智之投手が31日、ドラフト1位指名を公言している巨人からプロの“洗礼”を受けた。東京・よみうりランド内のG球場で巨人2軍との交流試合に先発したが、3回3安打、1失点で降板。合宿中の疲れからか、自慢の速球が走らず変化球主体の投球を強いられた。それでも、巨人の清武英利球団代表兼GMは「大きな器を持っている。1位の評価は不動」と改めて評価。試合は2―2で引き分けた。カーブ、スライダー、フォーク、ツーシームを交え、打者12人に42球。「スピードもキレも全然ないものすごく楽しみにしてたんですが、悔いの残る投球になった」。巨人との初対戦は、ほろ苦い結果に終わった。ストレートも、この日は146キロ止まり。それでも緩急でプロ相手に立ち向かった。初回に直球を2安打されたものの、2回は100キロ台のカーブを織り交ぜ3者凡退。しかし、3回2死から2番の隠善に内角低めの139キロ直球を右越えに運ばれた。「あそこを持って行かれたのはプロだなと思いました」。ネット裏には国内6球団のスカウトが集結。最多の7人で駆けつけた巨人の清武代表兼GMは「カーブで抜いたりとか、憎たらしいくらいの投球だった。性格的な部分も高いレベルにある。(ドラフト1位指名は)不動ですよ」と評価した。本調子からはほど遠かった。現在、8勤1休で強化合宿中。1日の練習時間は13時間に及ぶ。さらに相手は、伯父の原監督が指揮を執り、また自らの1位指名を公言している巨人。「特別な試合でした。評価してもらってる分、それに恥じない投球をしないと…」。気負うなという方が無理な話だ。両親と祖父母も観戦に訪れた。祖父の原貢・東海大野球部顧問は「プロ相手にいい勉強になったんじゃないか」と笑った。
 ◆大田ヒットも「打ちにくい」 
 東海大相模高で菅野の1年後輩になる大田は初回無死一、二塁から左前安打を放った。それでも「背が高いし、手足も長いので打ちにくい調子があまり良くなさそうでしたが、悪いなりに抑えられてしまったので、普通の大学生ではないと思います」とコメント。4番の中井も「マウンドで堂々と落ち着いていて、雰囲気がありました」と話した。
 ネット裏には日本ハムなど6球団13人のスカウトが集結。巨人・清武GM兼球団代表は「ピンチを切り抜ける度胸やマウンドさばきなど、プロを相手に堂々としていた。1位指名? 不動です」と、あらためて1位指名を明言した。(SANSPO)

      巨人2軍:3回 被安3 奪三2 失点1

 ■ 東海大・菅野にメジャー熱視線…日米大学野球(スポーツ報知) 11/7/10

 降雨サスペンデッドとなっていた第4戦の続きと第5戦を行い、1勝1分けで日本は通算1勝3敗1分けで全日程を終了した。最終戦では、菅野智之が、5点リードの8回から2イニングで4三振を奪う力投で一矢を報いた。9回にソロアーチを浴びたものの、最速150キロの直球で内角を強気に攻めた。「何とか1勝して日本に帰りたかったので良かった。レベルの高い相手に、直球で勝負できたのが収穫。ひと回り大きくなって日本に帰れる」。最後の打者を空振り三振に切ると、厳しかった表情は一変、マウンド付近でナインと笑顔でハイタッチした。3試合で9回2/3を投げて自責2に14K。すでに巨人が1位指名を表明した逸材だが、今大会では20球団以上のメジャースカウトから熱視線を浴び、日米争奪戦の可能性も浮上した。マリナーズのテッド・ハイド環太平洋スカウト部長は「メジャーで通用する素質を持っている」と絶賛。米国代表のジェイミーソン監督も、「すべての球種でストライクが投げられ、三振を取れる。早く米国に来てほしいね」と太鼓判を押した。77年大会で東海大の原辰徳(現巨人監督=52)が、今大会の大学ジャパンを率いた金光興二監督(法大監督=55)らと2勝を挙げたオマハでの白星。「縁を感じた。楽しかった」と菅野。今大会の経験をさらなる飛躍への“原点”にする。

   11日米 回数 被安 奪三 四死 自責
   1回戦: 1.2  2  3  0  0 151㌔
   3回戦:  6  5  7  0  1 153㌔
   5回戦:  2  2  4  2  1 150㌔
        9.2  9  14  2  2 防1.86
    被安打率8.38 奪三振率13.03 四死球率1.86

 ■ 菅野6回1失点も2番手・野村3失点で3連敗(スポーツ報知) 11/7/7

 第2、第3戦がダブルヘッダーで行われ、3連覇を目指した日本は連敗。3連敗となり、米国に3大会ぶり22度目の優勝を許した。第3戦では、菅野智之が初先発し、6回5安打1失点の好投を見せたが惜敗。「大学BIG3」にいずれも黒星がついて敗れた。守備の乱れからその菅野、藤岡、野村が1つずつ黒星を喫し、悪夢の3連敗でV逸決定となった。「3人とも良い経験はできたと思う。またいつかこうやってプレーして、借りを返したいですね」。第3戦に先発した菅野は、早ければ13年WBCでのリベンジを思い描きながら、花火を見上げていた。最速95マイル(約153キロ)を計測した直球を主体に押した。初回2死一塁で、149キロ直球を4番に右越え適時二塁打されたが、カットボール、スライダー、フォーク、カーブを織り交ぜて6回まで121球で毎回の7Kを奪った。「力勝負もできたし、しつこく粘り強く投げられた。成長したかなと思う」と背番号18は無念の敗戦にも胸を張った。視察した巨人・長谷川スカウト部課長は「今まで見た中で一番良かった同じ腕の振りでカーブ、スライダーで緩急もつけられていた」と絶賛した。勝ち投手の権利を持って降板したが、2番手の野村が7回に3点を失い逆転負け。「菅野、チームに申し訳ない」と野村は肩を落とした。3試合続けてリードを奪いながらも、“魔の7回”に集中打と守乱で逆転され、03年大会以来の開幕3連敗となった。金光興二監督は「皆さんの期待に応えられず申し訳ない。競ったゲームをものにできる粘りが無い。残り2試合全力を尽くす」と目を赤くした。
 巨人の長谷川国利スカウトが視察。「僕が見てきた中で(きょうが)一番良かった。今すぐにでもプロの先発で活躍できる」と絶賛した。走者を背負った場面では間の取り方を通常より長くするなどして、最少失点でしのいだことに「いろいろ工夫していた。このままケガせずにいてほしい」と期待した。(スポニチ)

 ■ 菅野リード守れず、最強投手陣で逆転負け(スポーツ報知) 11/7/5

 3連覇を狙う日本が、開幕戦で痛恨の逆転負けを喫した。4点リードの7回、守護神・菅野智之らが守備の乱れなどもあって一挙5失点。2点差に迫られた7回1死二、三塁。8回から登板予定で、ブルペンにいた「SUGANO」がコールされた。米国の4番に直球を4球続け、149キロ内角高めで空振り三振。5番の5球目には「直球を8球も続けた後だったので」と、内角にカットボールを投じると右前に運ばれて同点。続く6番にも3球目のカットを中前にはじき返され、中堅手が捕球ミスして後ろにそらす間に決勝点を献上した。国際大会6試合目にして初黒星を喫した。「悔しいですね。負けて得るものも大きくて、(同点打は)捕手のサインに首を4回も振ってしまって、あれで打者に変化球と分かったと思う。今後は、しっかり配球を捕手と登板前に相談したい」と唇をかんだ。大学日本代表の金光興二監督は、「菅野は球の選択が反省点ですが、打った方をほめるべき。やはりミスが出たらこういう展開になる」と7回の2失策を敗因に挙げた。収穫もある。8回を2Kで3者凡退に切った。この日はMAX151キロだった直球が、米国打線にも十分通用することを証明した。「直球はファウルはあったけど、1球も前には飛んでない。空振りも取れてるし、球速も出てる。調子が上がってきた。自信にしていきたい」と手応え。
 日米の金の卵が登場する試合とあって日米計20球団以上のスカウトが視察。マリナーズは末吉英則マイナーリーグ&国際管理部長らが、試合会場とは別の場所で行われた午前中の練習から視察。すでに今秋ドラフトで菅野の1位指名を決めている巨人の長谷川国利スカウトは「相手打者が縮こまりながら空振りしている。うまく間ができている証拠」と敗戦にも変わらぬ高評価だった。(スポニチ)

  プロフィール

 神奈川県相模原市生まれ。
 菅野 智之(すがの ともゆき)投手。
 小学1年から投手として野球を始め、新町中時代は軟式野球部に所属。
 3年夏に県大会優勝、関東大会8強進出を達成した。

 東海大相模高では2年春からベンチ入り。
 主戦となった秋は県大会4強に終わったが、一冬越え最速を約10㌔増の148㌔にアップ。
 3年春の県大会準々決勝横浜高戦で16奪三振(11安打6四死球6失点完投負け)、
 成田高との練習試合で19奪三振を記録し、ドラフト上位候補として注目された。
 3年夏は40.2回45奪三振の力投を見せるも、桐光学園に8対10で敗れ県大会準優勝。
 疲労により9回13安打10失点と打ち込まれたが、準決勝までの5試合31.2回を5失点、
 準決勝では2年夏・3年春と敗れている横浜高に、9回10安打4失点完投勝利を収めている。
 プロからも注目されたが、志望届は提出せず進学を選択した。
 県大会準優勝が最高成績。甲子園出場実績は無し。

 東海大進学後は1年春から主に抑えとしてリーグ戦に出場。
 秋に初先発初完封を記録するなど先発で5勝0敗、防0.24(1位)の好成績を残し頭角を現す。
 2年春からは主戦としてコンスタントに活躍し、リーグ史上4位の37勝(4敗)を積み上げた。
 防御率1位を5回獲得し通算防御率は0.57、史上7人目の30勝&300奪三振達成。
 1年春から6季連続優勝を果たし2年秋・4年秋にMVP、2年春から6季連続で最優秀投手賞、
 ベストナインを3度、4年秋には31年ぶり4人目となる特別功労賞を受賞している。
 連盟新の53回連続無失点、86回連続自責0、14完封勝利(4年春にリーグタイ5完封)を記録。
 2年秋の筑波大1回戦で延長11回参考ながら、連盟新の20奪三振をマーク。
 2年秋から4年春にかけては、全て先発で18連勝を飾った(リーグ記録は21連勝)。
 リーグ通算53試合、37勝4敗、332回2/3、346奪三振、防御率0.57。

 全国大会には1年春・2年春・3年春の大学選手権、3年秋の神宮大会に出場。
 1年春はリリーフで準Vを経験、2年春は救援登板するもソロ弾で追加点を許し初戦突破ならず。
 3年時に大黒柱として4勝(4完投2完封)を挙げ、春秋連続で全国準優勝を達成した。
 春は24回を失点1に封じ決勝に進出したが、疲れの見えた東洋大戦は6回途中3失点で降板。
 同大戦で7回参考ノーヒットノーラン、慶大を4安打17奪三振完封、最速155㌔を記録している。
 秋は初戦で関国大に2安打1失点完投勝利、決勝でも5安打2失点完投と好投したが、
 ドラ1投手3人によるリレーを見せた早大に、1対2の逆転負けとなり惜しくも優勝を逃した。
 全国通算10試合、4勝2敗、50回2/3、52奪三振、防御率0.53。

 国際大会には2年夏(自国開催3勝2敗)・4年夏(敵地開催1勝3敗1分)の日米大学野球、
 2年夏のBFAアジア選手権(優勝)、3年夏の世界大学選手権(銅メダル)に参加。
 2年夏の日米野球は抑えを務め、最終戦で失点したものの2試合連続の好救援を披露。
 第2戦8回裏一死満塁から抑えとして起用されると、2者連続奪三振でピンチ脱出、
 東京ドームで最速153㌔記録、1.2回無安打3奪三振無失点の好投で代表デビューを飾る。
 大学社会人混成チームとなったアジア選手権でも抑えを務め、全勝Vでベストナインを獲得した。
 プロ若手交流戦では抑えで2回を1安打無失点、140㌔台カットで中田翔から三振を奪っている。
 3年夏はキューバ戦で自己最速更新の157㌔を記録、強力打線に真っ向勝負を挑み、
 3回5奪三振の力投で相手監督から賞賛された一方で、2本塁打3失点を許し経験を積んだ。
 4年夏は3試合9.回2/3で14三振を奪ったものの、開幕3連敗でのV逸が決定。
 初戦は7回1死二三塁から登板し力ある直球で押し込むも、2安打に守乱も絡み逆転負け。
 第3戦は先発で6回1失点と試合を作ったが、救援陣が崩れ3対4で敗れた。

 185cm82kg、恵まれた体格のスリークォーター右腕。
 ノーワインドアップから重心を下げ、着地早めに球持ちに良さのある力強い腕の振りから繰り出す
 最速157㌔、常時140㌔台後半から150㌔前後の勢いある強い直球と140㌔前後のカット、
 130㌔台の鋭い縦のスライダー、130㌔台のフォーク、130㌔台のスライダー、110㌔前後のカーブ。
 威力ある直球に加え多彩な変化球、まずまずまとまりのある制球力を備える本格派。
 4年時は超目玉として注目されたが、伯父・原辰徳監督が指揮を執る巨人入団を希望、
 交渉権を獲得した日本ハムへの入団を拒否し、東海大に籍を置きながら浪人生活を送った。
 遠投115m、50m6秒5。

  スカウトコメント

巨人・清武英利球団代表兼GM|11/10/23
 「高いレベルで自分を維持できる投手ですので(菅野を)見に行きたいという人がたくさん出てくるでしょう。将来の巨人を沢村とかと支えてくれる選手になり得る」
 「土砂降りでも来ようと思っていた。いい投手。1位指名の方針は変わらない」
 「沢村、内海らと将来の巨人軍を支える投手になる。うちの(スカウトの)数値評価で1位の数字が出ている」
巨人・長谷川国利スカウト|11/10/16
 「10点取られようが評価は変わらない。左打者への変化球は素晴らしい」
 「もちろん1位で行きます」
巨人・長谷川スカウト部課長|11/10/2
 「内角のシュートに外角のカットボールは、飛ばないボールのプロでも有効ですね」
 「あのシュートは武器になる」
西武・奥園編成部部長|11/10/2
 「27球で終わらせるのが投手の理想。変化球で打たせるのは進歩」
巨人・長谷川スカウト部課長|11/9/24
 「高校時代は球種によって、フォームが違っていた。直球もカーブも今は同じフォームで、リリース時に力がまとまって出せている」
 「リリースポイントが安定した。たてのカーブもよかったし、前回登板よりも調子はいい」
 「前回よりリリースポイントが安定したね。縦のカーブがすごく良かった」
阪神・菊地東日本統括スカウト|11/9/24
 「速球だけでなく、カーブも交えて投球の幅が広がっている」
巨人・山下スカウト部長|11/9/18
 「力ではなく、丁寧に低めに投げていた。プロでもローテの一角に入れる」
 「制球重視で打たせる投球だった。先発ローテーションの一角に入れる」
 「沢村のように(1年目から)ローテーションを守れる力があるのは間違いない」
 「軽く投げても数字が出る」
オリックス・酒井スカウト|11/9/18
 「(日米大学野球で)アメリカに行ってから、直球とカットボールで押すだけじゃなく、打者との駆け引きを意識するようになった。カーブで打ち取ったり、引き出しが増えて、春からもう1ランク、レベルアップした印象ですね。プロ1年目から2ケタ(勝利)行けると思います」
 「春は力一辺倒の試合もあったけど、きょうの投球は1ランク上を目指した投球」
巨人・清武代表兼GM|11/9/1
 「大きな器を持っている。1位の評価は不動」
 「カーブで抜いたりとか、憎たらしいくらいの投球だった。性格的な部分も高いレベルにある。(ドラフト1位指名は)不動ですよ」
 「ピンチを切り抜ける度胸やマウンドさばきなど、プロを相手に堂々としていた。1位指名? 不動です」
巨人・清武英利球団代表|11/8/31
 「1位指名は不動。大きな器だし、プロに入って飛躍を感じさせる」
マリナーズ・テッド・ハイド環太平洋スカウト部長|11/7/10
 「メジャーで通用する素質を持っている」
米国代表・ジェイミーソン監督|11/7/10
 「すべての球種でストライクが投げられ、三振を取れる。早く米国に来てほしいね」
巨人・長谷川スカウト部課長|11/7/7
 「今まで見た中で一番良かった。同じ腕の振りでカーブ、スライダーで緩急もつけられていた」
 「僕が見てきた中で(きょうが)一番良かった。今すぐにでもプロの先発で活躍できる」
 「いろいろ工夫していた。このままケガせずにいてほしい」
巨人・長谷川国利スカウト|11/7/5
 「相手打者が縮こまりながら空振りしている。うまく間ができている証拠」
巨人・長谷川スカウト|11/7/3
 「フォームにきちんと間が取れているから、直球で空振りが取れていた」
巨人・清武ゼネラルマネジャー|11/6/28
 「少し切れはなかったけど、うちの期待度は高い。秋に向けてさらにステップアップしてほしい」
巨人・長谷川スカウト|11/6/28
 「軸足が折れて上体だけで投げていた。もっとカーブを使った方がよかった」
ソフトバンク・王球団会長|11/6/28
 「大きいし、(腕を振る)角度がある」
巨人・長谷川チーフスカウト|11/5/24
 「あのカーブがあれば、調子が悪くても長い回を投げられる」
巨人・長谷川国利スカウト|11/5/22
 「芯を食った打球はほとんどない。評価は変わらない」
巨人・長谷川国利スカウト|11/5/11
 「昨年12月のスカウト会議では、原監督がどうこうということではなく、純粋にドラフト対象選手の中でボールの勢いが一番あるということで、1位に決まった。直球、変化球の精度、キレとも昨秋の段階で、昨年のドラフト1位の澤村とそん色ない。いや、それ以上かもしれない」
巨人・長谷川スカウト|11/5/7
 「一番の持ち味は外角低めへの制球力。カウントを悪くしてもあそこでストライクを取れる」
 「あの抜いたカーブがあればプロのローテーションでも十分いける」
 「カーブが有効に使えるようになった。プロの先発ローテでやれる」
広島・苑田スカウト部長|11/5/7
 「力を抜いて全球種でストライクを取れるので、投球に幅がある」
巨人・長谷川国利スカウト|11/4/27
 「今まではスライダーの曲がりが早かったけど、打者寄りで曲がるようになった。これだけの制球とスピードではそう打てない」
 「(直球も変化球も)どの球も勝負球になる。このスピードとコントロールがあれば十分でしょう」
 「すごいね。140キロ台半ばでシュート気味に切れ込む球は、プロでもそうは踏み込めないだろう」
中日・石井昭男スカウト|11/4/27
 「ベースを大きく使えるようになったね。それをやられると打者としてはかなりやっかい」
ソフトバンク・宮田善久スカウト部長補佐|11/4/27
 「強弱をつけながらうまく投げてたね。あれだけ低めに集まると三振も多くなる」
ソフトバンク・宮田善久スカウト部長補佐|11/4/25
 「試合の重要性、展開を考えて長いイニングを投げ抜く投球。プロではいい状態より、悪い時でも投げなきゃいけないケースの方が多い。その幅が必要」
巨人・山下スカウト部長|11/4/11
 「直球の球質が上がった。4年春の時点では沢村よりも上。先発ローテに入る力は十分ある」
 「まだ初戦だし本来のスピードは出ていないけど、素材は文句なし。即戦力で先発ローテーションに入る力は十分ある」
 「もちろん即戦力と考えている。欲しいからこそ早く表明した。菅野がうちに入れば、右投手の層が厚くなる。ルーキーの沢村と期待度は同じ」
 「プロでも即戦力。1年目で10勝、15勝挙げても不思議に思わない」
阪神・菊地東日本統括スカウト|11/4/11
 「三回ぐらいからエンジンがかかってきた。球の質がいい」
広島・苑田スカウト部長|11/4/11
 「高めじゃなく、インコースに決まってるし、余裕も持って150キロ出している感じ」
巨人・長谷川チーフスカウト|11/3/14
 「この時期に2回までに5球が150キロを超えた」
中日・石井スカウト|11/3/6
 「力感なく速い球が投げられるようになってきた。(楽天の)岩隈みたい。低めで勝負できる投手」
阪神・菊地東日本統括|11/3/6
 「球威、制球ともに文句のつけようがない。1位候補の一人として見ていきます」
 「スケールの大きさ、球威、球の角度、制球と文句のつけようがない」
巨人・大森スカウト|11/2/24
 「走者を出した時の投球がさすが。内角を直球でつき、外角の変化球でゴロを打たせていた」
 「力を入れた真っすぐがこの時期にこれだけ(球速が)出れば申し分ない。順調にきていて安心しました」
日本ハム・今成スカウト|11/2/24
 「ダルビッシュ級。球に威力があって変化球の制球も良い。ダルになれる資質を持ってるね」
ロッテ・井辺スカウト|11/2/24
 「オフがあったのかという感じ(笑い)。もうできあがってる。腕の振りが直球も変化球も同じ」
メッツ・大慈彌環太平洋担当部長|11/2/24
 「また体が大きくなった。欲を言うなら、内角の直球の精度を上げていってもらいたい」
 「(メジャーでも)一流になる要素がある」
阪神・菊地敏幸東日本統括スカウト|11/1/8
 「ウチも1位候補の1人。(巨人・原監督の)おいっ子だからといったことは考えていない」
 「他球団さんも力が入っているようですが…。阪神が高い評価をしているのは昨年から(大学側に)伝えている」
広島・苑田聡彦スカウト部長|11/1/8
 「前年のドラフトに入れても、5人のSランクに入る」
 「超目玉。去年でも早大の3人と沢村のSクラスに入った。頭2つくらい抜けてる」
中日・石井スカウト|11/1/8
 「おいっ子と言ってもドラフトとは別問題」
中日・石井スカウト|10/11/16
 「来年の超目玉。テンポが速くて昔の江川みたい。今年の4年生に交じっても競合していた」
巨人・長谷川スカウト|10/11/16
 「今年のドラフトでも1位で指名されるような選手ですから」
 「すごい投手ですよ。アウトサイドのコントロールが特にいい。プロのローテーションでもやっていけると思います。うちは絶対に指名にいくでしょう」
広島・苑田聡彦スカウト|10/11/16
 「こんな寒い中でこれだけのピッチングができるとは、さすがですね。立派としか言いようがない。コントロールもしっかりしているし。ドラフト指名は当然、複数(競合)になるでしょう」
ブレーブス・大屋国際スカウト|10/8/1
 「完成度が高い。ストレートだけでなくスライダーもいいものがある」
 「スピードもコントロールもあり、バランスが非常に良い」
阪神・菊地東日本統括スカウト|10/7/27
 「スピードだけでなくコントロールもいい」
ロッテ・松本編成統括|10/7/27
 「(東洋大・藤岡、東海大・菅野)2人は来年の目玉。球が速い投手はほかにもいるけど、あの2人は速くて制球もいい。球に重みもある」
広島・苑田スカウト部長|10/7/27
 「(東洋大・藤岡、東海大・菅野)2人とも凄い」
巨人・清武球団代表|10/7/27
 「菅野は素晴らしい。来年が楽しみ。大学生も恐るべしだね」
ロッテ・山下スカウト|10/6/13
 「下半身がもっと使えるようになれば、160キロに挑戦できる」
巨人・滝鼻オーナー|10/6/13
 「慶応も応援していたけどプロの目で見てしまった。オーバーに言えば、菅野1人でやっていたね。来年ドラフトの目玉、台風の目でしょう」
巨人・井上スカウト|10/6/13
 「球が速くキレがあって、コントロールがいい」
巨人・長谷川スカウト|10/6/11
 「3年生の今でも、プロでローテとして通用する」
阪神・葛西スカウト|10/6/11
 「注目して見ていきます。自信にして頑張って欲しい」
中日・石井スカウト|10/6/11
 「あとは落差のあるカーブがあれば完ぺき。大学レベルの投手ではない」
巨人・山下スカウト部長|10/6/11
 「来年ドラフトの目玉だろう。高校時代から注目されたいい選手」
広島・白武スカウト部課長|10/6/11
 「ほかの大学生とレベルが違う」
ロッテ・松本編成統括|10/6/9
 「(スカウト)全員で来ました。右腕だったら現時点でナンバーワン。伸びしろがあるのも魅力です」
横浜・武居スカウト|10/6/9
 「良いとしかいいようがない。軽く投げているようだが、それがいい投球なんです」
中日・石井スカウト|09/9/22
 「きょうの投球なら今年でも1位だ」
巨人・中村スカウト|07夏
 「スライダーのキレはいい。高校生じゃちょっと打てないよ」
 「外角のスライダーと直球の切れは十分。体がしっかりしてきたことで、ストレートも走ってきた」

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最終更新日:2012年10月17日(水)|2012年ドラフト指名選手 | 首都大学 Page Top↑