第94回全国高校野球選手権大会/スカウト総括|ドラフト・レポート

第94回全国高校野球選手権大会/スカウト総括

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    【進  路】 高校生/大学生  甲斐野 上茶谷 梅津 吉田 根尾 小園 藤原
    【球団別】 東京 オリ 中日 日ハム 広島 千葉 阪神 楽天 横浜 福岡 巨人 西武
    【20候補】 高・投高・野大・投大・野社・投社・野済・投済・野



こちらではプロスカウトによる夏の甲子園総括をまとめています。

 ■ 153キロ藤浪ピカ一、22K松井も…プロ注目(読売新聞) 12/8/25

 第94回全国高校野球選手権大会が23日に幕を閉じた。15日間の熱戦で、球児たちの一挙手一投足に目を光らせたプロ野球各球団のスカウトに、注目選手を聞いた。大阪桐蔭(大阪)を史上7校目の春夏連覇に導いた右腕、藤浪晋太郎は今大会、36イニングで49三振を奪った。1メートル97の長身から投げ下ろす直球は、初戦の木更津総合(千葉)戦で自己最速タイの153キロを記録。広島・宮本スカウト部付部長は「全国ナンバーワン投手。直球も変化球のキレもいい」と絶賛。DeNA・吉田スカウト部長も「マウンド上での風格が出てきた。ここぞという時の球がいい」とたたえた。一方、今春の選抜では藤浪とともに注目を集めた浜田達郎(愛知・愛工大名電)は、初戦で浦添商(沖縄)に敗退。7安打6失点と真価を発揮できないまま甲子園を去った。ただ、中日・中田スカウト部長は「評価は変わらない。腕をしっかり振ればコースにきっちり来る」と、愛知大会で146キロをマークした左腕に、変わらず高い関心を示した。1試合22奪三振の新記録を打ち立てた左腕、松井裕樹(神奈川・桐光学園)は2年生ながら一躍、脚光を浴びた。ロッテ・永野チーフスカウトは「140キロ台の直球と、同じ腕の振りで来るスライダーは、ちょっと打てない」と高く評価。神村学園(鹿児島)の柿沢貴裕は、「元々肩が強い上に、投手らしいフォームになってきた」(巨人・武田スカウト)と、選抜後の成長ぶりを認められた。

 ■ プロ野球“ドラフト戦線”異状アリ!(夕刊フジ) 12/8/24

 春夏連覇を果した藤浪晋太郎投手(大阪桐蔭)。阪神がドラフト1位候補に挙げるほか、オリックスの村山良雄球団本部長も「地元大阪の選手なので最優先に考えています」と、早くも競合が始まった浜田達郎投手(愛工大名電)は評価を下げた。1回戦で浦添商に6失点を喫し、あっけなく散った。この夏は130キロ台止まり。神宮球場のような高いマウンドが得意で、甲子園のなだらかなマウンドは合わないという声もある。地元球団(中日)は潜在能力に賭けるのでは」と声をひそめるのは、パ・リーグ球団のスカウトだ。岩手県大会決勝で敗れた大谷翔平投手(花巻東)だが、準決勝では高校生史上初の160キロを計測し、左打席でのパワーあふれる打撃も評価は上がるばかり。メジャー関係者は「身長193センチで150キロ後半から160キロの速球を投げ、しかも巧みなバットさばきを見せる。あんな高校生は米国でもなかなか見つからない。菊池雄星(西武)のときと同様、日米争奪戦になるのでは」と予告した。米大リーグ・ブレーブスの大屋博行スカウトが絶賛したのは東海大甲府・神原友投手(3年)だ。「派手さはないが、安定感抜群で長く先発ローテーションを務めそうなタイプ。体格を含めて川上憲伸(中日)を思わせる」。野手では光星学院・北條史也内野手(3年)。準決勝の東海大甲府戦では2打席連続バックスクリーン弾を放った。遊撃手としての守備も軽快で上位指名候補。ここぞの場面で必ず打つ“もってる男”ぶりに注目するスカウトも多い。龍谷大平安・高橋大樹外野手(3年)は、今年1月に右肩と右ひじのクリーニング手術を受け、今夏は意外に目立たなかった。それでも高校通算43本塁打のパワーを高く評価する声は大きい。また大阪桐蔭の主将・水本弦外野手(3年)の天才的なバットコントロールも目を引いた。予選敗退組では、東福岡の左腕・森雄大投手(3年)も評価が高い。最速148キロの速球に変化球も多彩。和田毅(現オリオールズ)タイプと評するスカウトもいる。この夏、最も鮮烈な印象を与えたのは桐光学園・松井裕樹投手(2年)であることに異論はないだろう。1回戦で大会新記録の22奪三振、史上3位の大会通算68奪三振の左腕に、巨人・山下哲治スカウト部長は「来年はバリバリの1位候補」と明言した。別のセ・リーグのスカウトも「あえていえば身長(174センチ)が残念だが、左投手は工藤公康(元西武・176センチ)、杉内俊哉(巨人・175センチ)、石川雅規(ヤクルト・167センチ)ら成功例も多い」と問題にはならないようだ。また東海大甲府・渡辺諒内野手も「来年のドラフトの目玉になる」ともっぱら。ドラフト1位の有力候補は藤浪、浜田、大谷、森らか。今秋のみならず、来年のことまで気になる選手も現れた。スカウト陣にとっては、胸の騒ぐ夏だったようだ。

 ■ スカウトが明かした金の卵の値段と実力(ゲンダイネット) 12/8/22

 「大阪桐蔭の藤浪晋太郎、愛工大名電の浜田達郎、それに甲子園には出ていませんが花巻東の大谷翔平、東福岡の森雄大も含めた高校生投手4人が、今年のドラフトの目玉です」。こう言うのは在京球団のあるスカウト。このうち今大会に出場した藤浪と浜田は評価を分けた。12球団のスカウトが口をそろえて「春からの成長が著しい」と話すのは藤浪だ。阪神は高野球団本部長を含めた12人のスカウトを総動員したくらい。日本ハムの山田GMが「アウトコース低めの球はプロでも打てない。春は勢いで投げていたところがあったが、スタミナの配分を考えて投げているし、球のバラツキが少なくなった」と話せば、オリックスの古屋スカウトは「大きい体を持て余すことなく使えているし、左バッターのインコース、特にスライダーがいい」と言う。対照的に今大会で評価を下げたのは浜田。「愛知県大会では球速が140キロ以上出ていたし、素材がいいのは分かっていますから。ドラフト1位候補であることは変わらない」(中日の中田スカウト)と地元球団がベタボメなのはともかく、他球団の評価はガタ落ち。「下半身も使えていないし、スピードも球のキレもない。ピッチングの途中で肩を回したりしていたのも気になった。故障の心配もあります」とパ・リーグのある球団のスカウトが言えば、「センバツで思うように球速が出ず、フォームを改造したのが裏目に出た」(セ・リーグのあるスカウト)という声もある。「大谷同様、藤浪も複数球団の1位入札が競合するのは間違いないし、契約金も1億円はくだらない。ただ、浜田は場合によっては外れ1位、契約金も8000万円程度でしょう」(在京球団の編成担当者)他の投手では聖光学院の岡野祐一郎(178センチ、75キロ、右右)が「まとまっている投手。(外角低めの)コントロールがいい」(日ハムの山田GM)とプロ球団の指名リストに名前が残ったものの、セのあるスカウトによれば「龍谷大平安の田村嘉英、酒田南の会田隆一郎、明徳義塾の福永智之はリストから消した」そうだ。
 野手でスカウトの手帳に名前が残ったのは北條史也遊撃手、田村龍弘捕手、高橋大樹捕手、宇佐美塁大三塁手、下妻貴寛捕手の5人。中でも契約金7000万~8000万円、外れ1位の可能性もあるともっぱらなのが北條オリックスの古屋スカウトは「守備がいい。グラブさばきはもちろん、打球に反応する1歩目が速い。バッティングに関してもリストが強く、遠くに飛ばせる力があるし、前でさばける柔軟性もある」と評価する。同じく光星学院で2年秋から捕手を務めた田村は契約金4000万~5000万円の3位候補。ヤクルトの鳥原スカウトは「バッティングは懐が深いし、捕手としてのキャッチングがいい」と言う。他の3人は契約金2000万~3000万円の下位指名候補か。高橋に関して「肩が強く、体のバネがある。スイングスピードも速い」(日ハムの山田GM)との声がある一方で、セ・リーグのあるスカウトは「年明けに右肩と右ひじのクリーニング手術をした点が気掛かり。地肩はさほど強くないし、スイングが大振りなのもマイナス」と話す。広島工の宇佐美は打撃が評価されている。「構えに雰囲気がある。軸がブレず、引き付けてたたける。バットコントロールもいい」とはロッテの松本スカウト。酒田南の下妻は、光星学院の田村より評価が低いものの、捕手としての才能はあるそうだ。

 ■ スカウトの目・藤浪平均球速アップ(スポニチ) 12/8/16

 出場49校が、この日の第3試合で出そろった。今大会の注目選手について、ネット裏で視察するスカウトに聞いた。投手では大阪桐蔭の153キロ右腕・藤浪、愛工大名電の左腕、浜田を筆頭に、東海大甲府・神原、神村学園・柿沢の評価が高かった。DeNA・吉田孝司編成スカウト部長は「藤浪は真っすぐの平均球速が速くなった」と成長に目を細めた。野手では光星学院の田村北條の3、4番コンビに酒田南の大型捕手・下妻の東北勢。龍谷大平安の外野手・高橋については、巨人・山下哲治スカウト部長が「肩を手術してどこまで投げられるかだが、打力はいいし足もある」と評価。愛工大名電・佐藤、天理・吉村、日大三・金子凌の遊撃手トリオは将来性を評価した。2年生では甲子園記録の22奪三振をマークした桐光学園の左腕・松井について「高校生であのスライダーは打てない」とスカウト陣は口をそろえた。さらに同じ左腕の智弁和歌山・吉川、大阪桐蔭の捕手・、東海大甲府の遊撃手・渡辺も来年の候補に挙がった。

 ■ 49代表出場 プロ注目の選手をチェック(東京中日スポーツ) 12/8/16

 しんがりの秋田商の登場で出場49校がすべて出そろい、プロのスカウトたちも、ひと通りチェックを終えた。誰もが認める逸材は数少なく「無理やりでもプロ入りさせたい選手はあまりいなかった」(オリックス・内匠スカウト)という声が多数。その中では藤浪(大阪桐蔭)の存在感が際立った。初戦では自己最速タイの153キロ速球を軸に自己最多タイの14奪三振。「プロで向こう10年、エースを張っていける逸材」と日本ハム・山田GM。今夏の岩手大会で160キロをマークした大谷(花巻東)が姿を見せていない今大会を“浪速のダル”藤浪が引っ張る。「高校BIG3」と呼ばれた浜田(愛工大名電)は初戦で散ったが、「貴重な左腕で、試合をつくる力がある」(中日・中原スカウト)と評価は下がっていない。野手では、右打ち遊撃手の北條(光星学院)が頭一つ抜けた。遊学館戦で自身初の甲子園本塁打をバックスクリーンに打ち込んだ。先輩である坂本(巨人)に負けない素材として評価は上昇し、ドラフト1位の12人に加わる勢いだ。

 ■ スカウト地獄耳(デイリースポーツ) 12/8/16

 出場49校が登場。視察したスカウトに目を引いた選手を聞いた。投手では、右腕の大阪桐蔭・藤浪、東海大甲府・神原、桐光学園の2年生左腕、松井ら。藤浪は「上下のバランスがよくなった」(ロッテ・松本編成統括)と成長を認める声が多数。神原は「肩、腰の回転が安定している。川上(中日)みたい」(ブレーブス・大屋スカウト)。松井には「あのスライダーは高校生ではそう打てない」(広島・苑田スカウト部長)と賛辞が相次いだ。また、初戦敗退した愛工大名電の左腕浜田については「フォームの矯正に苦しんでいたようだが、そんなに心配はしていない」(中日・中田スカウト部長)という見方があった。打者では龍谷大平安・高橋、光星学院の北條田村らの名前が挙がった。高橋については「変化球にしっかり対応できている」(オリックス・古屋編成部国内グループ長)と懐の深い打撃に着目。北條は「スローイングに柔らかさがある」(阪神・笠井スカウト)と守備を絶賛され、田村は「体は小さいけどパワーがある」(巨人・山下スカウト部長)と評価された。

 ■ 山下スカウト部長・全49校チェック(スポーツ報知) 12/8/16

 出場49校が全て出場。今秋のドラフト候補として注目されそうな逸材を、初日からネット裏で視察した巨人・山下哲治スカウト部長に聞いた。
 全体的にドラフト対象選手が少なかったように感じます。投手では大阪桐蔭・藤浪晋太郎君がずば抜けていました。粗削りだった春と比べ、フォームのバランスが良くなり、コントロールが安定しました。変化球もいいし、プロでも先発完投型だと思います。そのほか、愛工大名電の左腕・浜田達郎君は、彼本来の投球ではありませんでしたが、制球力や体格など素材のよさは分かっています。直球に速さがある常総学院・伊藤侃嗣君、ナックルカーブが光る福井工大福井・菅原秀君は将来性に期待できます。野手では、光星学院・北條史也君の成長ぶりが目に付きました。ウチの坂本に似たタイプのショートですが、守備の安定ぶりは高校時代の坂本以上です。龍谷大平安・高橋大樹君、日大三・金子凌也君の力強いスイングも目立っていました。金子君は大学進学希望と聞いていますが、4年間マークしていきたい選手です。

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  2020年プロマーク状況



最終更新日:2012年08月25日(土)|全国大会 | コメント(0) Page Top↑


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