佐野 準哉（東京国際大）

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　■　浜松湖東また勝った／静岡大会(日刊スポーツ)　11/7/19

　創部９年目で初勝利を挙げた浜松湖東が止まらない。エース大塚浩貴投手が９回６安打１失点でプロも注目する富士宮北・佐野準哉投手に投げ勝った。相手エースの佐野準は、この日もプロ２球団のスカウトが計測するスピードガンで最速１４５キロを記録する県内屈指の右腕。当然のように初回に挙げた２点を守る厳しい状況が続いた。それでも「意識はしなかった。とにかく自分の投球をすることだけを考えた」。持ち味の打たせて取る冷静な投球で、凡打の山を築いた。

　スリークォーターと聞いていましたがスポニチでは横手と表現されているように腕の位置は
　結構低いですね。横手気味からの切れの良い145㌔はなかなか威力がありそうです。

　■　富士宮北背番15の乱　興誠完封／静岡大会(日刊スポーツ)　10/7/22

　「背番号１５」が波乱を起こした。富士宮北・佐野準哉投手（２年）が、昨秋の覇者・静岡商を破り今大会の台風の目として注目された興誠を５－０で完封した。公式戦初先発で１３４球を投げ抜き、３年ぶりの４回戦進出へと導いた。球威以上に気迫が衰えることはなかった。まっさらなマウンドに立った佐野準が、１３４球の力投で興誠を４安打に抑え、最後は自身の雄たけびで締めくくった。初回から安定した投球を披露。７回には、無死満塁のピンチを迎えたが、最速１４２キロの直球を決め球に、併殺で興誠打線を封じ込め乗り切った。背番号は１５番、投手陣の中では植松康人（２年）に次ぐ２番手の佐野準が、この日の先発を言い渡されたのは、この日の朝だった。７回から登板した２回戦で３イニングを無失点に抑え、矢部和彦監督の信頼をものにした。スタンドで応援した母由理さんは「小学２年で野球を始めてから、けがというけがはない。病院にも１度も連れて行ったことがない」という。遠投９５メートルの強肩で「体力はないけど、肩のスタミナには自信がある」と、最後まで直球勝負にこだわった。

　　プロフィール

　静岡県・富士宮四中出身。
　佐野 準哉（さの じゅんや）投手。
　小学2年から野球を始める。

　富士宮北進学後は2年夏に県大会8強入り。
　控えながら先発リリーフで5試合中4試合に登板、
　公式戦初先発となった3回戦興誠戦で4安打完封勝利を挙げている。
　2年秋、3年春は地区予選で敗退。
　3年5月に行われた帝京との練習試合では1失点完投勝利を収め注目された。
　夏は浜松湖東に1対2で敗れ県大会2回戦敗退。
　プロスカウトのスピードガンで自己最速を2キロ更新する145㌔をマークしたものの
　初回に失った2点が決勝点となり敗れた。
　甲子園出場実績は無し。

　172cm66kg、サイド気味のスリークォーター右腕。
　ノーワインドアップから腰を落としテイクバック大きめにヒジを柔らかく使った鋭い腕の振りから
　繰り出す最速145㌔の伸びのある直球とスライダーが武器。
　小柄ながら肩ヒジの柔軟性、バネに恵まれ切れの良い直球を持つ本格派。
　持ち球はその他カーブ、3年春にナックルを習得。